日高本線・花咲線・根室本線(富良野~新得)を巡る旅⑦

根室1
様似からひたすらに移動し釧路駅に到着したときには、
ちょうど花咲線の上り最終列車が釧路駅にやって来たところでした。

根室2
この日の晩ご飯は、かど屋さんのつぶ焼きをいただき早々に眠りつきました。
(釧路駅前スーパーホテル脇より撮影)

翌朝。
目覚めたとき私は目を疑いました。
AM5:30。
やってしまいました。大寝坊です。
この日はまずは花咲線の始発5:35に乗車して根室までを往復する予定でしたが、
さずがに起きて5分後に列車には飛び乗れません。
仕方なく大幅に行程変更。まずは近場の有名撮影地を回ります。

根室3

根室4
門静~厚岸。
厚岸湾に沿って走る花咲線。奥には厚岸湖。
この日の午前中は昨日の雨に引き続き小雨。
午後からは晴れてくるようだ。
(あっけし望洋台前の国道沿いから厚岸方面撮影)

根室5

根室6
武佐~別保
別保の原野を進む列車。
本当はここをまたぐ橋梁上からもう少し俯瞰で撮影したかったのだが、サイドからのショットに。
困ったことにこの日7時、ミサイル発射のJアラート。
列車も一時運転見合わせ。
通過予定時刻を過ぎても列車は来ない。
いつ再開するかが全く読めない中、少し一服と撮影位置を離れた時に耳に薄らと入ってきたレール音。
急いで撮影位置に戻るも間に合わず、仕方なく撮ったのがこの2枚。
結局列車の見合わせは10分程度だったようで。
(武佐~別保間またぐ県道113号橋梁脇より撮影)

いったん釧路に戻り、818発5267Dに乗車。根室まで向かい折り返します。
(つづく)

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日高本線・花咲線・根室本線(富良野~新得)を巡る旅⑥

日高92
日高三石駅。
町のふれあいサテライトが一体化している。
駅の表示は駅舎の隅(写真手前)にちょこっとあるだけ。

日高93
日高三石駅ホームから蓬栄方面を見る。
このホームを利用する人はいなくとも、灯りは静かに休止前と変わらず照らし続けていた。

日高98
一つ一つの滞在時間が予定よりも長くなってしまい、
ここにたどり着いたときには何も見えないほどの暗闇だった。
秘境駅、絵笛駅。

日高97
あたりは一面牧場だけあって駅の灯り以外の光が見えない。

日高94
ここは牧場に包まれ、馬の姿と声に癒やされる空間だけに、
こんな夜に訪問する人など私くらいのものだろうと、
日高本線巡りの行程の失敗をただひたすらに悔やんだ。

日高95

日高96

日高101
浦河駅。

日高99

日高100
かつては島式ホームや引き込み線もあるほどの大きな駅だったようですね。
そのなごりは国道からよく見て取れます。

日高102
鵜苫駅。
近隣の学生さんが書いたイラストがものすごいインパクト。

日高103
かつては島式ホームの2線だった名残がなんとなくわかる。

日高104
後ふた駅で終着駅の様似だ。

日高105
様似駅にようやく到着した。
夜8時前。
駅前には静内行きの最終代行バスが乗客を待っていたが、
そこに人影はなかった。

日高106
駅舎内。

日高107
様似駅、代行バス発車時刻表。

日高108
先に見える車止め。

日高109

日高110
構内に見えるは、さびゆく線路のみ、列車がここに来ることはない。

日高111
もうこのホームでは歓迎すらできない。
空しさがひたすらにこみ上げてきた。

夜8時過ぎ、様似駅を後にし釧路のホテルへと向かった。
知らない土地で暗闇の中長距離を走ることから
果たして何時間かかるのか不安だったが、
釧路駅に到着したのは夜11時。
ほんと北海道の距離と時間感覚は難しい。

翌日は根室本線(花咲線)を訪問するのですが、
旅には想定外がつきものですよね。
(つづく)

17.9.14訪問

日高本線・花咲線・根室本線(富良野~新得)を巡る旅⑤

日高73
海が目の前に迫る秘境駅、大狩部駅にやって来た。
駅へは国道下の歩行者専用トンネルをぬけてゆく。
このアプローチもドキドキ感を高めてくれる。

日高74
トンネルをぬけるとそこは太平洋が広がる最高のロケーション。
ここが大狩部駅。

日高75
ちょうど夕日が沈み始めていた。
真っ赤に染まる大狩部駅はたまらなく美しかった。

日高76
待合室はブロック塀で厳しいであろう海風から身を守ってくれるのだろう。

日高77
待合室から眺める外の風景もとても芸術的光景だった。

日高78
大狩部駅ホームから厚賀方面を見る。
線路は海岸ぎりぎりに進んでいる。

日高79
ホームから節婦方面を見る。
先ほどまで激しく降っていた雨が上がり始め、
空には大きく美しい虹がアーチを描いていた。
夕焼けと虹と太平洋と大狩部駅。
最高の一瞬。

日高80
そしてここにも高波の爪痕が。
ホームから見えた路盤流出。
浮いて力を失ったレール。

日高81
節婦方面でも見える被害。

日高82
完全に寸断された大狩部駅。
あまりに悲しい現実。

日高83
そろそろ沿線巡りのペースを上げないと。
今日中に釧路まで行かないといけないので。
すぐ近くの新冠駅。
駅舎も立派、といっても「出会いと憩いのセンター」という町の施設なのだが。

日高84

日高85
高波被害がなかった部分を見ていると、いつ列車が来てもおかしくない感覚につつまれる。
でもそこに漂う、列車はもうやってこないという空気がすぐに私の心を覆い尽くす。

日高87
静内駅。
駅舎内と周辺は帰宅の学生さんを中心にとても賑やかだった。

日高86
鵡川行き代行バスがもうじき発車する。
鵡川方面と様似方面の接点だけあって代行バスも忙しく行き来していた。

日高88

日高89

日高90

日高91
時刻は18時過ぎ。
おっと日高本線のまだ半分しか進んでいないじゃないか。

(つづく)

日高本線・花咲線・根室本線(富良野~新得)を巡る旅④

日高54
日高門別駅についたのは夕方4時半。
日は傾き始めていた。

日高55

日高56
代行バス発車の30分ほど前だが、駅車内はひっそりとしていた。

日高57
ホーム長も長く立派な駅だ。

日高58

日高59
豊郷方面を眺める。
定期的にどなたか草刈りを行っているのだろうか。
片側の線路の手入れはしっかりとしていた。
しかし一方は自然の侵食が始まっていた。

日高60
隣駅の豊郷駅。
国道からすぐの駅だが、そのことを忘れさせてしまう風景と存在。

日高61
ホームに立ち、左右を見渡しても成長した草しか見えない

日高62
もし廃線になってしまったらこういう駅はすぐに自然に帰ってしまうのだろうか。

日高63
高波で被害の多かった豊郷~清畠間。
線路の跡がもうわからない。

日高64
慶能舞川橋梁すぐから豊郷方面を眺める。
もうここにも線路はない。
一気に流されたのか、整理されたのか。

日高65
慶能舞川橋梁。

日高66

日高67

日高68
雨と横なぐりの海風の中、この風景を前に言葉なくただ佇むしかなかった。

日高69
少し進んだ先の厚別川。
有名撮影地。
こちらの橋梁は無事だった。
そこに列車はいなくとも、
夕日を浴びるこの橋梁の姿を見られただけでも何か救われた気がした。

日高71
厚賀~大狩部。
厚賀駅から国道を南に2Kmほど。
道すがら国道脇から見下ろした。
たぶんそこにあったであろう線路は存在しなかった。

日高72
先ほどあった元国鉄職員さんの話を思い出し、そしてこれらの風景を目の当たりにし、
もうこの線の復活はないと腹をくくった。

(つづく)

日高本線・花咲線・根室本線(富良野~新得)を巡る旅③

日高39
浜厚真駅にやって来た。
そこは想像していた以上に何もなかった。

日高40

日高41
目の前の道路はメイン道路ではないので閑散としている。
神社とほんの数件の民家があるのみ。

日高42
浜厚真駅でご当地入場券をPRしているところがすばらしい。

日高43
浜厚真駅ホーム。
苫小牧方面を見る。

日高44
駅前の風景は本当に草しか見えなかった。
お隣の秘境駅の仲間、浜田浦駅よりも
個人的には秘境駅感が大きかった。

日高45
勇払~浜厚真
浜厚真駅の近くには厚真川苫東厚真発電所があるので、
そのコラボ写真を撮ってみたかった。
厚真川をわたる日高本線車両。
この日は曇りで雲が厚かったが、このときはお日様が少しだけ顔を出してくれた。
(国道235号浜厚真橋より撮影)

日高48
お隣の浜田浦駅。
こちらも秘境駅だ。

日高46
苫小牧方面。
何もない。

日高47
鵡川方面。
こちら側も何も見えない。

日高49
目の前は木々で覆われ先が見えない。

日高50
ここは待合室がとても印象的。
ブロック塀の簡素なものだが、
待合室のなかでは最上級レベルの造りをしているのでないだろうか。

日高51

日高52
待合室の中にはベンチも完備。
窓もある。
そして十分にそしてほどよい広さ。

果たして極寒の冬空の下、ここで列車を待つときの孤独感はいかほどのものなのだろうか。

浜田浦駅を訪れたときに偶然元国鉄職員のおまわりさんに出会った。
広島から来たことを伝えると、それならばと沿線のスポットを教えてくれた。
元国鉄マンなので日高本線(北海道の鉄道)の過去と現状についても話してくれた。
日高本線は地元の方が頑張ってるけど、正直この利用頻度ではJRは復旧の意思はゼロ。
ここにお金はかけられないしそんなお金もない。確実に廃線する。
廃線問題は国鉄時代から延々と続いていることで、JR.北海道にはもはや体力がない。
ほかのJRみたく新幹線やら鉄道外収入が見込めない中、そもそも人口規模が違いすぎる。
土台のベースが違いすぎるのに、営業係数で単純に判断されてしまう。
北海道での鉄道のあり方はとても難しい。
でも鉄道がなくなると確実に町は衰退する・・・・・・

延々と続いてきている廃線問題がここに来てすぐに解決することはないけれど、
感情だけでは駄目だし、本当に住民が思う鉄道のあり方を見いだして行かないといけないのでしょうね。

日高53
途中鵡川で、このおまわりさんにもご当地入場券が買えるよと教えてもらった大野商店で
名物のししゃもをがっつりいただきました。
身がぷりぷりでししゃも好きにはたまりませんでした。

(つづく)
プロフィール

takamii

Author:takamii
広島県在住。

たぶん乗りテツ。

好きな車両はラピート。

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